Mondo Rescue VirtualBoxにさくらVPSのCentOS5のリストアを行った時の記録
同じ環境にリストアするならあっさりできるかもしれないけど、
構成が違った場合に難易度が跳ね上がったので記録しておく。
参考サイトを大量に見ながら試行錯誤してできたので、以下の手順は
実際に行った順番とか違うかもしれない。。
リストア手順
昔のVPSでHDDが20GBの時のものなので、VirtualBoxのHDDのサイズは
とりあえず25GBで準備。
リカバリーのisoを設定して起動する。
ディスクの構成が違うので「expart」モードで実行
fstab -l でデバイスファイルの状態確認。
「/dev/sda」があるはず
# vi tmp/mountlist.txt
昔のVPSなので「/dev/hda1」とかになってる箇所を「/dev/sda1」という風に
「hda」を「sda」にすべて変更。
# mondorestore <- コマンドを実行
Automaticallyを選択して実行
「initrd」の再生成のアラートが出るので「OK」する。
「/」にchrootして「/boot」の下でmkinitrdを実行する
# cd /boot # mkinitrd -f -v initrd-2.x.y.img 2.x.y
※このとき一番新しいものを選ぶ。最初間違って古いものを指定してしまい、起動時にkernel panicになってパニックになった。
# exit <- シェルを抜ける。
サーバを落としてisoイメージを抜く。
サーバの起動をする。
起動すればOK。ネットワーク関係の設定をし直す。
Kernel panicの場合はCentOSのインストールisoを用意してRescueモードを実行し、
grubとinitrdを再作成する。
自分はKernel panicになってしまったのでRescueモードで起動して修正作業を行った。
# chroot /mnt/sysimage
そんでdevice.mapの記述を変更。
# vi /boot/grub/device.map
保存してからgrub-installを実行
# grub-install /dev/sda
その後間違ったinitrdの再生成に。
# cd /boot # ls -lhtr vmlinuz*
で一番下のものをメモ。
今回は
vmlinuz-2.6.18-348.6.1.el5 だった
initrdの作り直し。
# mkinitrd -f -v /boot/initrd-2.6.18-348.6.1.el5.img 2.6.18-348.6.1.el5 ・・・ # exit # exit
で再起動しちゃうのでサーバを落としてisoを取り外してからサーバを起動。
やっと動いた。
実際には動くまでに「Automatically」、「Interacively 」とかを何度も試し、
途中であきらめたりしながら4日間くらいかかって起動するようになりました・・・。
起動プロセスやディスク、レスキューモードとか普段めったに触らないところだったので
いちいち勉強しないといけなかった。でも実際まだよくわかっていない。
緊急用にmondo rescueでリカバリメディアを作成している人は急にリストアを
依頼されて困らないように練習しておく必要があるかもです。
これで一応ローカルでアップデートの実験とかできる。
【リストア参考サイト】
非常にお世話になりました。ありがとうございました。
■Mondo Rescueによるリストアを失敗しないために。
■さくらインターネットのVPS環境へMondo Rescueでリストアする方法 (Automatically編)
■さくらインターネットのVPS環境へMondo Rescueでリストアする方法 (Interactively編)
■さくらVPS環境をMondorescueでバックアップしてVmwareにリカバリする