複数の環境の取扱い
開発者は、アプリケーションが開発環境か本番環境かによって 違ったシステムの振る舞いを よく希望します。 たとえば、詳細なエラーの出力は、開発中のアプリケーションでは役立ちますが、 "本番" サイトではセキュリティ上の問題をもたらす可能性があります。
定数 ENVIRONMENT
デフォルトでは CodeIgniter は、定数 ENVIRONMENT が 'development' に設定されています。index.php の先頭に以下が記述されています:
define('ENVIRONMENT', 'development');
いくつかの基本的なフレームワークの振る舞いに影響すること(次のセクションを参照)に加えて、 この定数を利用し、開発中の稼働させている環境により 変えることができます。
デフォルトのフレームワークの振る舞いへの影響
CodeIgniter システムの中のいくつかの場所で定数 ENVIRONMENT が使われます。このセクションでは、デフォルトのフレームワークの振る舞いがどう影響を受けるか 説明します。
エラー報告
定数 ENVIRONMENT を 'development' に設定すると、 すべての PHP エラーが発生時にブラウザに表示されます。反対に、 'production' に設定すると、すべてのエラー出力が停止します。本番環境で エラー報告を停止することは1つのよいセキュリティ上の習慣です。
設定ファイル
オプションで、CodeIgniter に環境固有の設定ファイルを読み込ませることが できます。これは、環境により異なった API キーを使うような場合に便利です。 詳細は、 設定クラス の複数の環境のセクションに記述されています。