文字列ヘルパ
文字列ヘルパの中身は、文字列を処理するのに役立つ関数です。
ヘルパのロード
このヘルパは次のコードを使ってロードします:
$this->load->helper('string');
次の関数が利用できます:
random_string()
指定したタイプとサイズのランダムな文字列を生成します。パスワードを作成したり、ランダムなハッシュ値を生成したりするのに役立ちます。
第1引数には、文字列のタイプを指定し、第2引数には、文字列のサイズ(文字数)を指定します。次の選択肢が使えます:
- alnum: 大文字小文字の英数字の文字列。
- numeric: 数字の文字。
- nozero: 0以外の数字の文字列。
- unique: MD5とuniqid()で暗号化した文字列。Note: このタイプでは、文字サイズを指定するパラメータが利用不可です。32文字固定の文字列を返します。
使用例です:
echo random_string('alnum', 16);
alternator()
ループの中でローテーションで使うように、2つ以上の文字列を入れ替え可能にします。例:
for ($i = 0; $i < 10; $i++)
{
echo alternator('string one', 'string two');
}
必要な数だけ追加でき、各ループで繰り返す度に次の項目が返ります。
for ($i = 0; $i < 10; $i++)
{
echo alternator('one', 'two', 'three', 'four', 'five');
}
Note: この関数を複数回に分けて呼び出すとき、再度初期化するために、一度、引数なしでこの関数を呼び出してください。
repeater()
渡したデータのコピーを繰り返し生成します。例:
$string = "\n";
echo repeater($string, 30);
上の例では、30の新しい行が生成されます。
reduce_double_slashes()
http:// のダブルスラッシュを除いて、文字列中のダブルスラッシュをシングルスラッシュに変換します。例:
$string = "http://example.com//index.php";
echo reduce_double_slashes($string); // "http://example.com/index.php" を返します
trim_slashes()
文字列から、先頭と末尾のスラッシュを除去します。例:
$string = "/this/that/theother/";
echo trim_slashes($string); // this/that/theother を返します
reduce_multiples()
連続した文字を縮約します。例:
$string="Fred, Bill,, Joe, Jimmy";
$string=reduce_multiples($string,","); // "Fred, Bill, Joe, Jimmy" を返します
次の引数を指定することができます。
reduce_multiples(string: 対象文字列, string: 縮約文字, boolean: 先頭と末尾の縮約文字を削除するかどうか)
第1引数は縮約文字を含む文字列を指定します。第2引数は縮約文字を指定します。
第3引数はデフォルトではFALSEが指定されます。TRUEを指定した場合は先頭と末尾にある縮約文字が削除されます。例:
$string=",Fred, Bill,, Joe, Jimmy,";
$string=reduce_multiples($string,",",TRUE); // "Fred, Bill, Joe, Jimmy" を返します
quotes_to_entities()
文字列の中のシングルおよびダブルクオートをHTML文字参照に変換します。 例:
$string="Joe's \"dinner\"";
$string=quotes_to_entities($string); // "Joe's "dinner"" を返します
strip_quotes()
文字列からシングルおよびダブルクオートを除去します。例:
$string="Joe's \"dinner\"";
$string=strip_quotes($string); // "Joes dinner" を返します