CodeIgniter ユーザガイド 日本語版 Version 1.6.3


互換性ヘルパ

互換性ヘルパファイルにはPHP 5でしか実装されていないネイティブな関数と定数をPHP 4でも実行できるものが含まれています。これを使うことでPHP 4にしか対応していないサーバー上のアプリケーションでもPHP 5のネイティブ関数を使うことができるようになります。この様な場合はオートロードで互換性ヘルパが常にロードされるようにすることで、コントローラ毎にこのヘルパをロードする必要が無くなります。

メモ: 一部の互換性のある関数はCodeIgniterのネイティブなCompat.phpファイル内にあります。これらの関数はこのヘルパをロードしなくても使えます。互換性の必要な関数はCodeIgniterのコアが必要にするかどうかでこのファイルと互換性ヘルパ内に別々に置かれていて、フレームワークが必要とするものだけが最初にロードされます。こうすることで、互換性ヘルパをロードして追加の関数をロードするかどうかはあなた次第になります。

このヘルパのロード

このヘルパは以下のコードでロードします:

$this->load->helper('compatibility');

扱える定数

以下の定数を扱うことができます:

PHP_EOL

現在のOSにあったnewlineの文字です。例)Windowsでは "\r\n", *nix では"\n".

扱える関数

以下の関数を扱うことができます (詳細はリンクにあるPHPドキュメントで見てください):

file_put_contents() - 第4引数の$contextをサポートされていません。

fputcsv()

http_build_query()

str_ireplace() - 第4引数の$countがPHP 4では必須のためサポートされていません。

stripos()